子守唄編





とある初秋、馬将軍は縁側で何やら困っているらしい趙将軍を見つけました。





馬「おい、趙雲。どうかしたのか。」
趙「これは馬超殿…」





趙将軍の腕の中には劉皇叔の大切な愛息子、阿斗様がいらっしゃいました。

趙「実は、阿斗様のお世話を仰せつかったのですが…。」





趙「何分、私は男である上、このようなことをしたことがなくて…。」

何故か皆から子守上手だと思われている趙将軍の腕の中で、阿斗様は大泣きです。





馬「泣いてる赤ん坊には子守唄を歌ってやればよいではないか。」

実は子持ち経験ありの馬将軍、趙将軍にアドバイスをしてあげました。





趙「こ…子守唄…?私がですか!?」

お前以外に誰が居る、と頷く馬将軍。


趙将軍は嫌がりながらも、しぶしぶ、歌い始めました……すると……








趙将軍はもの凄い音痴でした。







趙「だ、だから嫌だったのですよ!ちょっと馬超殿!!!!」

馬将軍、あまりのことに捧腹してしまいました。
趙将軍は恥ずかしさを紛らわすために、逆切れです。





趙「貴方が歌えとおっしゃったのではありませんか……!!」
馬「いや、すまんすまん」



もちろん、阿斗様が泣き止むはずもありません。





馬「ちょっと、貸してみろ。」
趙「あ…!ちょ、馬超殿!乱暴に扱わないでくださいよ!」

すると馬将軍、趙将軍から阿斗様を抱き上げました。
一体何をするつもりでしょうか…?






何をするつもりかと心配そうに眺めている趙将軍を横目に、
馬将軍は阿斗様を優しく抱き、静かに歌を歌い始めました。





綺麗で優しい声と旋律に、泣いていた阿斗様も安心して眠ってしまいました。





馬将軍の普段の行動や態度からは考えられない行為にかなり驚いた趙将軍ですが、
すっかり馬将軍の歌に聞き入ってます。





馬「ほら、寝たぞ。」
趙「あっ…は、はい、有難うございます。」





趙「今のは、西涼の子守唄ですか?とても綺麗な…。貴方にそんな特技があるとは知らなかった。」

馬将軍の意外な一面を知って、いつも散々なメにあってる趙将軍は少し見直したようです。
そんな健気な趙将軍の態度を見て、馬将軍は………








馬「子守は得意だから、いつ孕んでも心配することはない。」































※編集者注:この人は本当にアホですね!

































一瞬でも見直した私が愚かでした。

そう心の底から思った趙将軍は、阿斗様の寝室へと向かったのでした。









丞相、今日も蜀は平和です☆







編集担当者:諸葛ショップ店員姜維



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This fanart is drawn by Kumi,2005.
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